自分にやさしくする

人は社会の中で生きていく。そのために必要な知識やルールを教えられる。それがフロイトのいう超自我の核となる。

社会の中で生き易くするためのことではあるが、それが逆に個人の自由に生きたいとの想いを制限する諸刃の刃でもある。

うまく適応するはずが、いつの間にか自らの心を疲弊させ、やがて適応することにも疲れ果てる。それらのバランスが上手く取れなくなった結果でもある。

そんな時は、自分に厳しくなっている。

だからこそ、自分にやさしくなることが必要。

自分を許してあげる。

そんな時にいう言葉がある。

「今はこれでいい」

何度も何度でも自らの心に言う。

慰めるでもなく、褒めるでもなく、ただ今はこれでいいんだと言ってあげる。

そして、鏡に向かってにこっと笑顔を見せる。

それだけ。